性的マイノリティへの理解を促す「LGBT理解増進法案」をめぐって、自民党の茂木幹事長は、保守派に配慮した修正案を今週中に国会へ提出する方針を明らかにしました。

「LGBT理解増進法案」は、当初案にあった「差別は許されない」という文言が「不当な差別はあってはならない」に変わるなど、保守派に配慮した修正がされました。

自民・茂木幹事長
「明日(16日)、党内プロセス終わりましたら、与党プロセスも踏まえる必要ありますが、今週には法案提出できると、こういう状況も整ってくるんじゃないか」

自民党の茂木幹事長は、今週金曜日からのG7広島サミットを念頭に、週内に国会に提出する方針を明らかにしました。

また、公明党も15日、党内で会合を開き、修正案を大筋で了承することを決めました。

ただ、野党側は「表現が後退している」などと難色を示していて、幅広い賛同が得られるかは不透明です。