和歌山市で、岸田総理の演説会場に爆発物が投げ込まれた事件から、きょうで1か月です。逮捕された男について、和歌山地検が刑事責任能力を調べるため、精神鑑定の実施を検討していることが分かりました。

兵庫県川西市の無職・木村隆二容疑者(24)は先月15日、和歌山市の漁港で、応援演説に訪れた岸田総理に向け、爆発物を投げ込み演説を妨害した疑いと、火薬を無許可で製造した疑いが持たれています。

和歌山地検は、木村容疑者の刑事責任能力の有無を調べるため、精神鑑定を実施するための鑑定留置を検討していることが、捜査関係者への取材で分かりました。

木村容疑者は、依然黙秘を続けていて、動機は明らかになっておらず、警察は押収物の解析を行い、慎重に捜査を進めています。