2日間にわたって長崎市で開かれたG7保健大臣会合は14日、コロナ後の行動目標を盛り込んだ「保健大臣宣言」が採択されました。
世界的な健康課題への対応などについて話し合われた保健大臣会合は、先ほど会合の成果として、保健大臣宣言が採択されました。
宣言では、2025年末までに保険システムをコロナ禍前のレベルよりも良い状態にすることを目指すとした上で、2030年にはすべての国で、誰もが基礎的な保健医療サービスを受けられる「ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ」を達成するよう、支援を約束することなどが盛り込まれました。

加藤勝信厚生労働大臣
「誰一人取り残さないという理念のもと、低中所得国における保健サービスの構築を支援することをはじめ、G7が国際的なパートナーでありますWHO・世界銀行などとともに、さらなる支援を行っていくことを盛り込んでおります」
このあと、県や市などが主催の昼食会が開かれるほか、午後2時からは各国の大臣が平和公園を訪れる予定です。