新潟市で開かれていたG7財務大臣・中央銀行総裁会議は金融不安の拡大を阻止するため協調して対応するとした共同声明を発表し、13日閉幕しました。

会議は新潟市中央区の朱鷺メッセで、11日から3日間にわたり行われました。
発表された共同声明では、新型ウイルス禍やウクライナ侵攻の中でも世界の金融システムが強靭さを示したとしつつも、安定に向け「適切な行動を取る用意がある」と明記し、供給網強化の新たな枠組みを世界銀行と連携して年内に設置するとしました。

また、ロシアへの非難で結束し、ウクライナの経済やインフラ再建のために経済支援を増額することを確認。このほか北朝鮮の不正な資金調達活動への懸念も盛り込まれました。

一方、開催地新潟のもてなしは好評だったようです。

日銀 植田和男総裁

【日銀 植田和男総裁】
「お食事などがすごく好評でして、次の議長国はイタリアですがイタリアの代表にすごくみんながプレッシャーをかけるという局面も」

政府は、今回の共同声明の内容を19日から始まる『G7広島サミット』にも生かすとしています。