リニア中央新幹線の工事をめぐり、静岡県は5月12日、有識者会議の事務局である国交省に意見書を送りました。
意見書では、JR東海が生態系への影響について、調査や解析の方法などを体系的に整理するよう国交省に指導を求めています。また、工事が大井川上流域の沢の流量に与える影響について、JR東海が示している予測モデルだけではなく、より広範囲に影響を及ぼす予測モデルで分析するよう、JR東海への指導を要望しています。
残土置き場の計画についても、静岡県とJR東海で協議が進んでいないため、現在の計画を前提に有識者会議で議論するのは適切ではないと指摘しています。
次回の有識者会議は、5月16日に開催される予定です。
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