自動車大手の決算がほぼ出揃い、好調な業績が相次いでいますが、その一方で中国市場での不振が鮮明になっています。背景にあるのはEV=電気自動車の出遅れです。
トヨタ自動車 佐藤恒治 社長
「会社の体質が強化されてきていることを感じる決算」
マツダ 丸本明 社長
「めまぐるしく変化する環境にもかかわらず、期初目標を形にできたことは大きな成果」
きょうで、ほぼ出揃った自動車各社の決算。半導体不足の解消や円安を背景に各社共、大きく売り上げを伸ばしました。ただ、経営トップらの表情はどこか冴えません。
ホンダ 藤村英司 CFO
「中国はいま、足元で少し苦戦はしている」
日産自動車 内田誠 社長
「中国の足元の状況は非常に厳しい。決して楽観視はしておりません」
原因は世界最大の自動車市場「中国での不振」です。実際に中国を取材してみると…
記者
「上海の中心部です。緑のナンバープレート、EVがいかに多く走っているか御覧いただけると思います。ただ、見覚えのある日本車がなかなか見当たりません」
2035年までにガソリン車を全廃するという目標を掲げる中国。
アメリカのテスラや中国のEV最大手BYDだけでなく、国内の新興メーカーも次々とEVの新車を投入し、販売が急拡大しています。
一方、ガソリン車が主体の日本メーカーはEVの車種が少なく、出遅れが鮮明です。
中国の消費者
「日本のEVは…、見たとしても分からない。日本車の印象は特別なくて、昔ながらのガソリン車って感じ」
「国産のEVがいいと思っていて、一番好きなのはBYD」
今年1月から3月までの中国での新車の販売台数はトヨタやホンダなど、日本の大手5社が去年から大きく減少。マツダや三菱自動車は5割以上も落ち込みました。
三菱自動車工業 加藤隆雄 社長
「現段階で撤退を決定はしていないが、何らかの構造改革が必要であることは明白」
三菱自動車は苦戦が続く中国事業について、現地の提携先と今後の対応を協議していると明らかにしました。
今年、国内で販売される新車の3台に1台がEVになる見通しの中国市場。日本勢も先月、中国向けのEVを相次いで発表し、巻き返しに動いていますが、中国市場のEVシフトは急スピードで進んでいます。
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