NBA=アメリカプロバスケットボールの元スター選手が台湾副総統と一緒に出演したPR映像で、台湾について「国」と発言したことが、中国のインターネット上で批判を浴びています。

こちらは、台湾のNGOが主催する「総統府にひと晩泊まりに来ませんか」というキャンペーンの宣伝映像です。登場するのはNBAの元スター選手で、現在は台湾のチームと契約しているドワイト・ハワード氏と頼清徳副総統です。

元NBA選手 ドワイト・ハワード氏
「台湾に来てから、この国の良さを改めて実感しています」

ハワード氏が台湾を「国」と発言したことを受け、中国のネット上では「彼を早く封じてしまえ」「謝罪なんていらないからブラックリストに登録してくれ」などと批判が相次ぎました。

この話題は中国版ツイッター・ウェイボの検索キーワードランキングでも一時、上位となったほか、中国共産党系機関紙の国際版「環球時報」も報道しています。

頼清徳副総統について環球時報は、来年1月に行われる総統選挙に与党・民進党から立候補することを決めた際に「台湾はすでに『独立国家』だ」と述べているが、これは誤った論法だ」などと報じています。