高知県いの町のアーティストによる個展が5月11日から始まりました。絵画を中心に、写真や革製品などさまざまなジャンルの作品が並んでいます。いの町紙の博物館で11日から始まったのは、アーティスト池田葉子さんの個展です。

北海道出身の池田さんは2003年から写真家としての活動を開始。2008年には、フィルムにあえて細かい傷をつけることで写真をまるで絵画のように仕上げる独自の手法を考案しました。今回の個展では、写真のほか2017年から取り組み始めたアクリル画や鉛筆画など、およそ70点の作品が並びます。

こちらの作品は春野町で見つけたとある風景を写真、アクリル画、鉛筆画でそれぞれ表現したものです。

(アーティスト 池田葉子さん)
「写真の場合はそのときに見たものを切り取りたかった。アクリル画は忠実に色を表現するために苦労した。鉛筆画はその時の光と影を表現したくて描いた」

絵画のほかにも、革製品や羊毛フェルトなど池田さんが独学で学んださまざまな種類のクラフト作品が並んでいます。

(アーティスト 池田葉子さん)
「全然つながっていないようで、いろいろなことをやることで、意外なところでそれがつながるとか、何かその先につながればいいなと思って作っている。いろいろな私を表現しているのでそこを楽しんでほしい」

池田葉子さんの個展は5月28日までいの町紙の博物館で開かれています。