多くの観光客でにぎわったゴールデンウイークについて、濵田知事は「県内観光の盛り上がりをしっかりと継続させていきたい」と今後の観光振興に向け意欲を示しました。

高知県観光コンベンション協会によりますと今年のゴールデンウイークの人出は前年比で1割増え、コロナ前の9割近くにまで回復しました。とくに、ドラマ「らんまん」効果で牧野植物園の来園者数は過去最多となるなど、牧野博士の関連施設はかつてないにぎわいを見せました。

11日に開かれた定例記者会見で濵田知事は、「県の観光博覧会としてもいいスタートを切れた」と今後への期待をにじませました。

(濵田省司 知事)
「まずはこの盛り上がりをしっかり継続していきたい。観光博覧会『牧野博士の新休日』のコンセプト・セールスプロモーションを徹底してにぎわいの継続を図っていきたい」

一方で、天候がよくなかったこともあり、県の東部や西部まで足を伸ばす観光客が少なかったことについては、たとえば全域を広く周遊できるようなスタンプラリーを実施するなど、「らんまん」による観光の盛り上がりを県内全体に波及させていきたいと意気込んでいました。