静岡県熱海市で発生した土石流災害をめぐり、遺族らが盛り土造成に関わったとされる前と現在の土地所有者らに約58億円の損害賠償を求めた裁判がはじまり、被告側は全面的に争う姿勢を示しました。
訴えているのは、熱海市の土石流災害による遺族や住宅を失った被災者らあわせて84人です。訴状では2021年7月に発生した土石流は、起点となった土地の盛り土造成当時の所有者や現在の所有者らが盛り土の危険性を認識しながら適切な措置・対策を怠った人災だと訴え、土地所有者らにおよそ58億円の損害賠償を求めています。5月18日に開かれた第1回口頭弁論で、原告で「被害者の会」の瀬下雄史代表は「違法盛り土による土石流は人々の人生を強制終了させ、遺族に癒えぬ悲しみや後悔の念をもたらした」などと意見を述べました。被告側は請求棄却を求めて全面的に争う姿勢を示しました。
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