11日から春の全国交通安全運動が始まりました。高知県警は悲惨な交通事故を1件でも多く減らすために、交通ルールの徹底や自転車のヘルメット着用などを呼びかけます。

「きょうから春の全国交通安全運動が始まりますので気をつけてください」

11日から春の全国交通安全運動が始まり、全国各地で交通安全の呼びかけや街頭指導が行われています。

11日朝、高知市の県庁前交差点では警察官や県の職員などが、のぼりを立てたり、通勤・通学をする人にチラシを配ったりして、4月から努力義務となった自転車に乗る際のヘルメットの着用や交通ルールを守ることなどを呼びかけました。

その後、県庁で行われた県警白バイ隊の出発式では、濵田知事が「県民の命と健康を守るために元気で活動してください」と隊員たちを激励しました。

今回の重点目標は・こどもをはじめとする歩行者の安全確保・横断中の歩行者の事故防止と安全運転意識の向上・自転車のヘルメット着用と交通ルール順守の徹底の3つです。県内では今年に入ってから5月10日までに326件の交通事故が起きていて、高齢者3人が死亡しています。(前年同時期比ー7人)

県警は1件でも多くの悲惨な交通事故をなくすために、県民に交通安全を呼びかける活動を徹底するとしています。

(県警本部 島崎聡 交通管理調査官)
「新型コロナウイルス(の分類)が5類になった影響で、今後、県内で交通量が増加することが考えられる。ドライバーの皆さんには速度を控えるとともに車間距離を取って安全運転を心がけてほしい」

春の全国交通安全運動は5月20日までの10日間行われます。