10日最初は、台湾からの定期チャーター便就航のニュースからです。高知で初めてとなる、国際定期チャーター便で、今後の定期便就航に向けての第一歩となりそうです。

正午前、高知龍馬空港に台湾からの飛行機が到着しました。高知では初めての国際定期チャーター便で、第1便のこの機体は放水のアーチで歓迎されました。

第1便のこの機体は放水のアーチで歓迎されました

チャーター便は、台湾の航空会社「タイガーエア台湾」が、5月10日から10月28日まで毎週水曜日と土曜日に運行します。(高知龍馬空港~桃園国際空港)

乗客は台湾からのツアー客で、10日は、現地メディアも含めたおよそ180人が来高し熱い歓迎を受けました。

およそ180人が来高し熱い歓迎を受けた

定期チャーター便をめぐっては、2019年12月に台湾の航空会社や旅行会社が高知を視察するなど実現に向けて準備が進められ、コロナ禍を経て、10日、およそ3年半越しの実現となりました。

(タイガーエア台湾 許到遠 商務長)
「まず、とても感動したのと、とてもうれしく思う。3年前に(プロジェクトが)動き始めていたが、コロナで『一進一退』でなかなか就航には至らず…。でも、きょうこうしてたくさん高知の人がもてなしてくれて、機内も満席で、今後は定期便が就航できるよう頑張りたい」

(濵田省司 知事)
「日本国内もコロナから平常に切り替わり、『らんまん』で高知の観光も盛り上がっている、ちょうど同じ時期に台湾との定期チャーター便が就航できたのは、本当にうれしいし、感無量」

「タイガーエア台湾」は、この冬の高知と台湾の定期便就航を目指してすでに手続きを済ませていて、濵田知事は「現在、仮設となっている空港の入国審査施設の整備など受け入れ体制の強化を進めたい」としています。