去年、流行語大賞にもノミネートされた「リスキリング」。新しい知識を学び直し、デジタル化などで課題解決をめざす動きが全国の自治体などで急速に進んでいます。
ベネッセコーポレーション 社会人教育事業本部 飯田智紀本部長
「北は茨城、南は熊本からキックオフイベントにお集まり頂きました」
きょう、ベネッセと全国45の自治体が「リスキリングネットワーク」を発足しました。それぞれの自治体でのデジタル化における成功事例や悩みなどを共有し、より一層、リスキリングを推進するためです。
コンビニなどのセルフレジやメタバース上での買い物など、身近なところで進んでいるデジタル化の波。自治体でもリスキリングによる人材育成が進んでいます。
「『DXとはなんですか?』と聞かれた時に、意味をすぐ答えられるようになること」
江戸川区では、コロナ禍をきっかけに市民サービスなどのデジタル化が一気に加速。ITの知識を持った職員を増やすため、リスキリングに力をいれています。
ここ1年で200人ほどの職員が講座を受講。40~50代が多い管理職も必須となっています。この結果、江戸川区では今年度中に手続きや相談のほとんどでオンライン対応が可能になるといいます。
江戸川区 DX推進課 渡邊良光課長
「区の職員もICTを有効活用して、区民サービスの向上を図る必要がある。ITのリテラシー、スキルを学ぶことで、現場からDX(デジタル化)を進める“起爆剤”に」
精密機器大手の「キヤノン」が行っている研修。ソフトウェア技術者の育成が目的です。
パソコンに並ぶ難しそうなプログラミング言語。しかし…
研修生(30代)
「元々はハードウェア(機械)の設計。ほぼソフトウェア開発には携わったことがない」
未経験者も参加しているのです。研修が終わると、ほとんどが学んだ専門知識を使う部署に配属されます。まさに社内転職です。
キヤノン CIST推進部 高美 誠部長
「今、どこの会社も人材不足。当社では社員ひとりひとりが社会の変化に合わせて、新たな知識やスキルを身に付けていく『変身力』が非常に重要」
研修に参加する社員の最高齢は50代前半。人生100年時代…いくつになってもリスキリングの姿勢が求められています。
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