動物たちにもクールビズの季節到来です。玉野市の渋川動物公園で倉敷工業高校の生徒たちが羊の毛刈りを体験しました。

( 清岡芳史レポート)「本日の最高気温は26度予想。これからもっと暑くなるのを前に羊の毛刈りが始まります」

毛に覆われて見るからに暑そうな羊。毛刈りが行われたのは渋川動物公園です。

参加したのは繊維などについて学ぶ倉敷工業高校テキスタイル工学科の2年生です。

渋川動物公園の担当者が刈り方をレクチャーし高校生は肌を傷つけないよう慎重に刈っていきます。

「わーすごい」
倉敷工業高校テキスタイル工学科では毎年刈り取った羊毛を生徒たちが加工してひざ掛けを製作し高齢者施設に寄贈しています。

生徒たちは担当者に教えてもらいながら慣れない手つきでバリカンを持ち真剣な表情で羊の毛を刈っていきます。

(倉敷工業高校の生徒)「楽しかったです。バリカンがすごく重くてブルブル震えるから肌を傷つけそうで怖かったけど、でも慎重にやったら傷付けないで済んだからちょっと安心したという気持ちが強い」

すっかり夏の装いになった羊。今回の毛刈りでおよそ3.5キロの羊毛が取れました。

(倉敷工業高校テキスタイル工学科 窪木浩之科長)「材料から最終的な製品になるのかというのを実際に目の当たりにする。そして、なおかつそれを体験してもらうということで、どういう意識でものを作っていこうかなというところで意識の方が高くなってくれればなと」

今回刈った羊毛は「染色」や「織り」などを経て高校生たちの手でひざ掛けになる予定です。