多くの人が集まる場所で危険な行為に及ぶ人物が現れたら?
10日、鳥取県境港市のJR境港駅で、本番さながらの対応訓練が行われました。
「刃物!刃物!刃物を捨てろ!」
この訓練は、G7広島サミットや、アフターコロナで人出が増えることなどを見込んで行われ、JR西日本の職員と警察官あわせて15人が参加しました。

刃物のようなものを持っている男を発見したJR職員が、撮影した映像を警察に送って通報したという想定で始まり、警察官が駆け付けると、男は、ペットボトルに入った液体をまき散らし、火をつけようとします。
その後、液体に着火できず、ナイフを振り回して暴れる男を、警察官が刺股などを使って取り押さえました。


境港警察署 後藤正宏 地域課長
「昨年の1月松江駅で刃物で人を切りつけるという事案が発生しております。いざ発生した時に(駅員の方も冷静に)対処していただければ、県民の皆さんの(安全を)確保できるのではないかと。」

また、警察では、
「不審者がいた場合は、(一般の方は)スマホで撮影などするよりも、まずその場から離れるなど、身の安全を確保することを優先してほしい」と、呼びかけています