山口県の岩国地区消防組合の男性隊員4人が、合成写真で旅行に行ったと偽り、
職員互助会の助成金を1万円ずつ不正に受け取っていたとして、訓告や厳重注意の処分を受けていたことがわかりました。

岩国地区消防組合によると、4人は同じ出張所に勤める20代から50代の男性隊員です。

4人は今年3月旅行に行く計画を立て、職員互助会事務局に旅費の助成を申請し、1万円ずつ受け取りました。その後、広島県の宮島の鳥居を背景にした写真を添付して報告書を提出したところ、事務局の職員が合成写真と見抜き4人は不正を認めたということです。

消防組合では4月21日付けで、隊長を訓告、副隊長と隊員の3人を厳重注意としました。
福利厚生目的で会費を積み立てて運営する互助会での不祥事だったため懲戒処分にせず発表しなかったとしています。

4人は「軽率だった、深く反省している」と話しているということです。
岩国地区消防組合の冨岡英文消防長は「住民の信頼を損ねる行為で、大変申し訳ない」としています。