11日から始まる春の全国交通安全運動を前に、高知県いの町では悲惨な事故をひとつでも減らそうと交通安全祈願祭が開かれました。

いの町楠瀬にある交通安全慰霊碑の前で開かれた祈願祭には土佐警察署の警察官のほか、交通安全指導員ら合わせて11人が参加しました。

土佐警察署によりますと管内では去年、4件の死亡事故が起きていて、このうち3件がいの町で発生しているということです。参加者は痛ましい交通事故が1件でも減るよう祈願していました。

(土佐警察署 合田吉蔵 交通課長)
「これから夏場にかけて、仁淀川流域では、交通量や観光客の増加が見込まれます。通行されるドライバーの方は、交通事故や違反に十分注意していただきたいと思います」

春の全国交通安全運動は・こどもをはじめとする歩行者の安全確保・横断歩行者の事故などの防止と安全運転意識の向上・自転車のヘルメット着用と交通ルール順守の徹底の3点を重点目標に11日から10日間行われます。