熊本市北区の複数の井戸で指針値を超える値が検出されたということです。

熊本市環境推進部 永田努 部長「1リットルあたり50ナノグラムを超える井戸が、12地点ありました。原因については今のところ不明です」

検出された化学物質、PFOS(ピーフォス)と、PFOA(ピーフォア)は、半導体の製造や消火剤などに使われる有機フッ素化合物です。

熊本市の検査では、北区の植木地区にある個人が管理する井戸、12か所で指針値を上回っていたということです。

最も濃度が高い井戸では、指針値の4倍を超えていたということですが、いまのところ原因は分かっていません。

熊本市は井戸を使っている家庭に飲み水としての使用を控えるよう呼びかけています。

熊本市によりますと、高濃度の水を飲むことで腹痛や吐き気を引き起こす恐れがあるということで、今後、調査範囲を広げ、原因究明を急ぐ考えです。