JR四国は、大雨の影響で繁藤駅設置の雨量計が規制値(連続雨量200mm)を超える見込みのため、7日午後から、JR土讃線の一部の区間を終日運休としました。GW最終日、Uターンラッシュを直撃した形で、駅を訪れた観光客は困惑していました。

大雨の影響で終日運休となったのは、特急、普通列車の上りと下り合わせて、25本です。特急列車は阿波池田駅から高知駅の間、普通列車は、大歩危駅から土佐山田駅の間で運休となっています。

【特急列車】阿波池田駅~高知駅
上り…南風16号(13:13 高知発)以降の列車
下り…南風9号(13:32 阿波池田発)以降の列車

【普通列車】大歩危駅~土佐山田駅
上り…13:43 土佐山田発 以降の列車
下り…14:19 大歩危発 以降の列車

8日にかけて予想されている大雨が理由で、高知県の繁藤駅に設置されている雨量計が、規制値である200mmの連続雨量を超える見込みがあるためだといいます。

GW最終日でUターンラッシュを迎えているJR高知駅では、困惑した表情の観光客が多くみられました。観光客たちはスマートフォンで情報を集めたり、電話をかけてスケジュールの調整をしたりしていました。

また、レンタカーや高速バスなど、代わりの交通手段を確保しようと苦労している人もいました。

(京都から)
「(新幹線の)明日の振替の列に並んでます。びっくり。あぜん。駅に来てさっき知って「え?」って。バスも『満席』と言われて、じゃあ何で帰れるんやろうって。岡山まで行きたいんですけど…」

JR四国によりますと、運休となった特急列車18本、普通列車7本で、約1500人に影響が出ているということです。8日の運行状況については、7日午後4時半の時点で、以下の2本の運転見合わせが決まっています。

【特急列車】上り…しまんと2号(4:51 高知発 高松行き)
【普通列車】下り…5:33 阿波池田発 土佐山田行き

気象庁によりますと、8日にかけて西日本から東日本では、雷を伴った非常に激しい雨が降るところがある見込みで、7日午前6時から8日午前6時までの24時間に、四国地方では200ミリの雨量が予想されています。