インドのジャイシャンカル外相は4日、中国の秦剛外相と会談し、軍事衝突が続く国境地帯について「平和を保つことに引き続き焦点をあてる」として、問題解決を目指す考えを示しました。
秦剛外相は4日、中国とロシアが主導する多国間の枠組み「上海協力機構」の外相会合に出席するためインドを訪問し、ジャイシャンカル外相と会談しました。
中国とインドは明確な領土が定まっていない国境地帯で軍事衝突を繰り返しています。
ジャイシャンカル外相は「二国間関係について詳細な意見交換を行った」としたうえで、国境の係争地について「未解決の問題を解決し、国境地帯の平和を保つことに引き続き焦点をあてる」との声明を出しました。
先月に開かれた中印の国防相会談では、中国の李尚福国防相が国境をめぐる両国の関係について「現在はおおむね安定している」との認識を示しましたが、インドのシン国防相は「協定の違反が二国間関係の基盤を損なう」と中国側をけん制。両国の溝の深さが改めて浮き彫りとなっていました。
一方、中国外務省の発表によりますと、会談で秦剛外相は「国際問題や地域問題における協調や協力を深め、中国とインドの関係が健全かつ安定的発展の軌道に戻るよう推進したい」として、関係改善に意欲を示したということです。
国境地帯の情勢については、「全体的に安定している」としたうえで、「情勢のさらなる緩和を推進し、国境地帯の持続可能な平和と安定を維持しなければならない」と伝えたとしています。
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