国際人権団体「ヒューマンライツ・ウォッチ」は4日、中国の新疆ウイグル自治区で、警察がウイグル族のスマートフォンを大規模に監視していたとする報告書を発表しました。
ヒューマンライツ・ウォッチによりますと、2017年から18年にかけてのおよそ9か月間、新疆ウイグル自治区の警察はウルムチでおよそ120万台のスマートフォンを対象に、監視アプリシステムを使って、スマートフォンに保存されているおよそ1100万件のデータを収集していたということです。
そのほとんどがウイグル族が信仰するイスラム教の聖典「コーラン」などのデータだったということで、ヒューマンライツ・ウォッチは「中国政府は監視技術を乱用しており、ウイグル族は『コーラン』のデータをスマホに保存しているだけで、警察に取り調べられかねない」と懸念を表明。
「信仰やプライバシーに対する深刻な脅威だ」として、国際社会に対し、新疆ウイグル自治区での中国政府による人権侵害を調査すべきだとしています。
注目の記事
「倒れた日、朝の夫の顔色はどす黒くて・・・とにかく顔色が悪かったです」125時間30分の残業の果てに・・・妻が語った高校教師の「過労死」

拡散を繰り返した男性が今度は標的に… 匿名のデマ・誹謗中傷との長い闘い 加害と被害の連鎖を止めるには【報道特集】

【Snow Man】ドームツアーが札幌で開幕 2日間で10万人集結 “セトリ”や衣装は?「野宿」「ネットカフェ」で推し活する遠征ファンも

聞こえない世界【東京デフリンピック】バドミントン日本代表の沼倉夫妻が“3人”で目指す頂点で伝えたいこと「コミュニケーションについて考えてほしい」

3年前に行方不明に 当時中学3年生だった梶谷恭暉さん「大好物の唐揚げを作って待っていた」我が子の帰りを待ち続ける母親は【岡山】

「太陽フレア」連続発生 そもそも太陽フレアって?「地磁気嵐」「 高エネルギー粒子現象」は終息









