「ドローン攻撃」の発表から一夜明けたモスクワ・クレムリン。モスクワの今の様子をお伝えします。

けさのロシアの新聞各紙ですが、一面で報じているものもありますが、多くがほかのニュースをトップで伝えています。

きのうの発表後、メドベージェフ前大統領が「ゼレンスキーと、その一派を物理的に排除するしかない」と述べたほか、ボロジン下院議長が「テロリスト政権を阻止し、破壊できる武器の使用を求める」と核兵器使用の示唆ともとれる強硬な発言をしていたのと比べると対照的で、何らかの報道統制が図られた可能性もあります。

ウクライナ側が関与を否定するなか、インターネットではロシアの独立系メディアなどが今回の件について、ウクライナ以外にも国内の反体制派組織の関与や、自作自演説といったさまざまな見方を報じています。

ただ、いずれにせよ、ロシアの防空能力を疑問視する声が一層強まりそうで、9日の第二次世界大戦の戦勝記念日という最重要行事を前に、ロシアが今後、どのような出方をするのかが注目されます。