全国調査では3割の子どもが「お口ポカン」

また、サッカー選手の中には、こんな理由でガムをかむ選手もいるそうです。

鳥大病院スポーツ医科学センター 榎田誠センター長
「サッカーの長友佑都選手や内田篤人選手などが試合中にガムを噛んでいましたが、それはずっと運動していると吐き気を催すみたいで、ガムをかんでいると、唾液が出る。唾液が消化作用を助けて、逆流を予防する効果があるということで、口の渇きの予防にも良いし、吐き気止めにもなると 」

さらに、ガムをかむことは子どもたちにとってもメリットがあると、メーカーの担当者は話します。

ロッテマーケティング部 海老原京太さん
「特に口が開きっぱなしになっている、お口ポカンと言われているような子どもがいて、全国調査では3割の子どもがお口ポカンになっていることが分かっています。我々としては、ガムを使ってお口のトレーニングができないかと考えているところです」

近年、日常的に口がポカンと開いている「お口ポカン」の子どもが増えているとのこと。

お口ポカンの状態が続くと、歯並びの悪化のほか、口の渇きや唾液量の減少により口内細菌が繁殖しやすくなったり、虫歯や歯周病のリスクが上がってしまうなど、様々な影響があるといいます。