鳥取県倉吉市の観光名所、白壁土蔵群の一角に、2日、障害者が豆腐づくりをする「夢倉(むそう)とうふ工房」がオープンしました。

セレモニーには鳥取県の平井知事や倉吉市の広田市長が駆け付け、テープカットをしてオープンを祝いました。

既にある豆腐料理の店「夢倉」の裏手にできた工房は、街並みに合わせた木造の建物で、10人ほどの障害者が豆腐づくりに携わります。

夢倉を運営する社会福祉法人・和(なごみ)が約3700万円をかけて整備し、このうち1500万円は国や市の補助を受けました。

夢倉は材料となる大豆の栽培も手掛けていて、これで大豆生産から豆腐づくり、料理店での販売まで一貫した流れができました。

社会福祉法人・和 吉田忠男理事長
「できれば自分のところでできた大豆を100%使ってやりたいなと思っています。

材料から手掛けられる「夢倉」の豆腐は、濃厚な味で、滑らかな舌触りだということです。