宮城県名取市は、昨年度、男性職員の育児休業取得率100%を達成しました。前年度の40%から大幅に増加した男性職員の育休取得。背景を探りました。
「みんな取るのが当たり前という雰囲気」
生後7か月の長男をあやす男性。名取市職員の鈴木達也さん(36)です。鈴木さんは去年、育児休業を2か月間、取得しました。

名取市職員 鈴木達也さん:
「育休だけど、育児だけというか、家事育児含めて(取り組めた)」

名取市役所に勤務する鈴木さん。5年前、長女が生まれた際は育休は取得しませんでしたが、2人目となる長男が誕生した去年、取得を申請しました。
鈴木達也さん:
「男性職員も子どもが生まれたら育児休業を取得することが当たり前といいますか、みんな取るのが当たり前だという雰囲気がありましたので、すごく後押しをしてもらったと思っています」

鈴木さんの同僚:
「職場内でも(育休を)取っている方が多かったので、普通になってきている。(話を聞いて)あまり私も抵抗は感じなかった」

育休取得を巡る職場の雰囲気はここ数年大きく変わったといいます。その理由は…。