多くの観光客が訪れることが予想される今年のゴールデンウィーク。宿泊施設は稼働率が上がる一方である課題も浮かび上がっています。
高知市の宿泊施設、ザクラウンパレス新阪急高知です。「3年ぶりの行動制限なし」となった去年と比較しても多くの宿泊客が訪れているといいます。
(ザクラウンパレス新阪急高知 杉村勝正 営業統括支配人)
「去年もコロナ禍だったがおかげさまで8割9割近いお客様が来られて稼働もよかったが、今年はそれ以上に行動制限もなく、みなさん久しぶりの旅行を楽しみにして、今年はほぼ100%に近い稼働率の日もあったり、おしなべると9割強の予約状況ということで順調にご予約いただいています」
多くの宿泊客が訪れ、喜ぶ一方でこんな課題も。
(ザクラウンパレス新阪急高知 杉村勝正 営業統括支配人)
「人出不足は続いていて、ほかの部署のスタッフが応援でなんとか対応して全社一丸となって対応している」
このほか、大型の自家用車で訪れる宿泊客の増加に伴い駐車場の確保が難しくなり、近隣の駐車場に案内するなど対応に追われているといいます。ホテルを訪れた宿泊客からは予約に苦戦したという声も聞かれました。
(東京からの観光客)
「5人家族なので、まとまった部屋が取れなくて…2人・2人・1人という感じでサイトもばらばらで予約した。コロナ禍はほとんど行かなかったがその前と比べると(予約を取るのが)大変だった気がする。ホテルの空きがなくて」
観光需要の回復に喜ぶ一方、人手不足などの課題もあり、「嬉しい悲鳴」が上がるホテル業界。大忙しのゴールデンウィークが続きます。














