浜松市は2023年4月に市内の川や湖で、近年有害性が懸念されている有機フッ素化合物の測定をしたところ、2河川の4地点で暫定指針値を超過したと5月1日、発表しました。
有機フッ素化合物は、水や油をはじき、熱や薬品に強く、光を吸収しないなどといった独特の性質を持ち、撥水剤、表面処理剤、乳化剤、消火剤、コーティング剤などに用いられてきた化学物質で、近年、有害性や生物内への蓄積性が懸念されていて、製造や使用が制限されています。
環境省は2020年5月に、水質汚染防止法で規定する「人の健康の保護に関する要監視項目」に位置付け、公共用水や地下水における暫定的な目標値(暫定指針値)を、1リットル当たり50ナノグラムと定めていました。
浜松市によりますと、2023年4月6日から13日にかけて市内18の地点で河川の水の測定を行ったところ、伊佐治川と新川のそれぞれ2地点、合わせて4地点で暫定指針値を約1.5倍から5倍ほど超えていたということです。
伊佐治川と新川は2021年の測定でも超過していて、市は有機フッ素化合物が現在は製造や使用が制限されていることと、有機フッ素化合物が揮発せず水溶性であることから、制限される以前の有機フッ素化合物が測定されているのではないかとみています。
有機フッ素化合物が実際に人体に影響を及ぼすかどうかについては、研究途上のためはっきりとわかってはいませんが、市は、超過した地点の河川の水について、今後も継続的に調査を行っていくということです。
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