南米で唯一台湾と外交関係を持つパラグアイで大統領選挙が行われ、台湾との関係維持を掲げる与党のペニャ氏が勝利を宣言しました。

先月30日に投票が行われた大統領選挙は、台湾との外交関係の維持を主張する与党のペニャ氏と、中国との国交樹立を示唆する野党のアレグレ氏との事実上の一騎打ちとなりました。

選挙管理当局によりますと、日本時間午前11時の時点で、99.89%が開票されており、▼ペニャ氏が42.74%、▼アレグレ氏が27.48%とペニャ氏が大差をつけ、勝利を宣言しました。

ペニャ氏は現在44歳で、2015年から2017年まで財務相を務めました。中南米では台湾と外交関係を持つ国が相次いで断絶し、中国と国交を結んでいることから、パラグアイでの選挙結果に注目が集まっていました。