ロシアによる侵攻が続くウクライナ。攻撃に対して、物理的な対抗手段を持たない芸術家たちは「表現」をすることで彼らの戦いを続けています。
首都キーウにある100年以上の歴史を持つウクライナ国立歌劇場。いま、建物の前にはバレリーナのオブジェがあります。実はこちらのバレリーナ、大量の弾丸を並べた上に特殊な方法で印刷されたものなんです。
「戦争について語ることができ、戦争に対して非難をしたり考えたりするきっかけとなるアートを作りたかった」というエクアドル出身の写真家によってつくられました。
一方、地元ウクライナのアーティストからは侵攻当初、自身が作品を作ることに悩みを感じたという声が聞かれました。
ウクライナ人アーティスト カディロワさん
「戦争が始まったという事実に加え、私は20年間無意味なことをしていたのだという思いに襲われました。本質を見抜いたようでした。戦車に対して芸術は何ができるでしょうか。何もできません」
しかし、侵攻に着想を得て作った作品が世界中のギャラリーから購入されたことでカディロワさんの考えは変わりました。作品で得た収益で他の芸術家や兵士を支援したり、実際に最前線にも赴き、支援を行っています。
「芸術に対する失望感はもう消えた」そう語ったカディロワさん。戦時下だからこそ芸術にできることがあるのではないか。アーティストたちの模索は続きます。
注目の記事
能登半島地震で妻子4人亡くした警察官 44歳の再出発 「制服を脱ぎ、ギターを手に」

「小学生が両親と自転車でお出かけ、どこを走れば良い?」4月からの青切符導入で変わるルールと反則金【Nスタ解説】

はみ出して追い越してもいい? 山中の道路に現れた謎のセンターライン 誰も正解にたどり着けず…警察に聞いてみると意外な回答が

「妹が勇気をくれる」ダウン症の妹の自立と成長を綴り文部科学大臣賞 小6の姉が作文に込めた妹への”尊敬”と”支えの形” 広島

棒や素手でボコボコに…スタンガンも 独自入手の証言から見えるカンボジア特殊詐欺拠点の恐怖支配の実態 背後に「トクリュウと中国マフィア」

「そんなドジはしない」整形と偽名で逃亡した福田和子 時効まで残り1年、背水の陣の警察が放った日本初の“懸賞金”【前編】









