■陸上 第57回織田幹雄記念国際陸上競技大会(29日、広島・エディオンスタジアム広島)
昨年の世界陸上オレゴン、女子やり投の銅メダリスト北口榛花(25、JAL)が今季初戦に臨み、64m50の大会新記録で優勝した。
雨天の中、北口は1投目を59m01で2位スタートした。2投目は記録なしに終わったが3投目は会場がどよめくほどの、ビッグスローで63m45の大会記録(62m83)をマーク。一気にトップに躍り出ると5投目でさらに大会記録を上回る64m50で優勝。6投中4投で60mを越えを披露した北口、圧倒的な強さを見せた。
さらに北口は8月開幕の世界陸上ブダペストの参加標準記録(63m80)を上回り代表に内定。「自分が思ってたより、飛んでびっくりした」と今大会を振り返り、「早い段階で内定できたのは嬉しいです。次はもうその内定の記録とか、そういうものを意識せずに自分が投げたいように投げれるかな」と笑顔を見せた。