一歩外に出ると目につく個性的な広告や、看板の数々。そんな中、意外な場所で存在感を放つ広告が街なかに設置されています。

記者「お店や企業の看板が並ぶ街中。一般的には目につきやすい所にありますが、今回、新たに設置されたのがこちら、足元です」

アーケードの通路に4月22日から熊本市が設置したのは『世界マスターズ水泳選手権』の広告。

中央には元水球日本代表 志水祐介(しみず ゆうすけ)さんの顔が載っています。
この広告の意図を市の担当者は、「人は意外と上を見上げない」とし、踏まれることも想定された新たな広告に市民は?
女子高校生「これ!絨毯(広告)が多くなった。よく下を見て歩いているから気づきました」

60代「分かりやすいとは思います。目が悪いので、上は字が見えませんけど、下は見やすいです」

まさに市の狙い通り!
ただ、熊本市と言えば、、、

福居万里子アナウンサー「花畑広場・歴史サインの撤去作業は今日も続いています。昨日撤去された場所はすでに埋め戻されました」
人の名前が刻まれた「歴史サイン」は「歴史を足で踏むようで抵抗がある」として撤去されましたが…

今回は、市の担当者によりますと、志水さんに許可を取ったとのこと。
志水さんを取材すると…
元水球日本代表 志水祐介さん「大会の認知度を上げたいと快諾しました。故意に顔をグリグリ踏む人はいないと信じています」

大会開催まで3か月あまり。踏むたびに認知度が高まりそうです。