「ちょっと違うんじゃないかなと私は個人的に思う」
富山市 藤井裕久市長:「騒音かどうかと言われるとまったく騒音ではないと思います。当然」

藤井市長は、子どもの声は「騒音ではない」と述べました。さらに、子どもの声がない社会は「明るさも未来もない社会」であり、「子供がのびのびと元気な声が聞こえる社会がいい」とする一方、子どもへの教育も大事だと話します。
富山市 藤井市長:「ただですね、静かな場所にふさわしいような、子どもへの教育というのはあってしかるべき、道徳的観点からもそうだと思うんですけど、そういったところは我々大人が子供に教えていかなければならない。場所をわきまえろとか、一方、教育も大事かなと」
政府が「子どもの声は騒音ではない」と法律で定めることも視野に検討に入ることについては…。

富山市 藤井市長:「法律の制定についてはいま私が申し上げた、場所だとか場合とかいろいろあると思いますが、まずはしっかりと国のほうで議論していただくことが大事かなと思います。いずれにしても、子どもが思いっきり声を出せないような社会というのは。それをまた法律でしばるというのはちょっと違うんじゃないかなと私は個人的に思う」
法律で取り締まることについては否定的な考えを述べました。むしろ社会の理解が必要だとして「世の中全体が子供を育てる施設や学校が大事だという意識をもって、元気に子どもが声を発して成長する様子が望ましいという理解を、社会全体でもっと温かく助勢していく必要がある」としています。