政府が「子どもの声は騒音ではない」と法律で定めることも視野に検討に入る中、自治体のトップから法律で取り締まることに否定的な声が上がりました。一方、富山市内の認定こども園でからは戸惑いの声も…。

富山市の住宅街にある認定こども園・立正幼稚園。

全部で110人の子供を預かっていますが、きょうは園庭で「保育園クラス」の5歳の子供たちが元気に声を上げていました。子どもの声について副園長は…。

認定こども園・立正幼稚園 草野洋子副園長:「日頃、園で生活している身にとっては子どもたちの声は貴重な保育の楽しさだったり、子どもたちの満足度を図るうえですごく大事な声という気がする」

「子どもの声は騒音ではない」と法律で定めることについて、戸惑いを隠せません。

認定こども園・立正幼稚園 草野洋子副園長:「ちょっとびっくりしました。そこまで大きな問題になるんだなと。騒音という言葉はどうかと思いますね」

保護者は、子どもの声が「騒音」とされることについては…。

記者:「子どもの声が国で議論になってることはどう思いますか?」

保護者:「考え方は人にもよりますので。でもちょっと・・・。なんとも言えないですね」

別の保護者は…。

保護者:「家の庭で子どもが無意識で遊んじゃうことがあるので気をつけなきゃなと思いつつ、細かく言われるとつらいなと思ったりしますね。嫌な目で見られたことはありますね。道行く人に。子どもを水遊びさせてたら、何アホなことさせてるんやってつぶやきながら言われたことはありますね」

波紋を呼ぶ子どもの声にまつわる問題、きょうの定例会見で、富山県の藤井裕久市長に“子どもの声が騒音か”どうか聞きました。