事業者向けの電力供給でカルテルを結んだとして大手電力会社3社が、公正取引委員会から指摘を受けた問題で、島根県は中国電力と関西電力を、28日から指名停止としました。

島根県によりますと中国電力と関西電力の指名停止期間は、共に、県がき28日から6か月、県病院局は12か月間です。

中国電力は14日、瀧本夏彦社長が、「県庁などの電力入札で、2018年に不適切な行為があった」と、島根県に報告し謝罪しています。

先に両社を指名停止にした鳥取県では、関西電力は中国電力より短い3か月でしたが、島根県は「両社の責任は同じだ」として差をつけませんでした。

また島根県立中央病院と県立こころの医療センターを運営する県病院局は、公正取引委員会が不適切と認めた入札期間に、発注案件が1件含まれていたとして、より長い12か月の指名停止としました。