無許可で造成したとして親子が逮捕された静岡市山間部にある2つの大規模な盛り土について、静岡県が4月、措置命令を出していたことがわかりました。

静岡市葵区の山間部にある杉尾地区と日向地区では、合わせて7.8ヘクタールにも及ぶ大規模な盛り土を無許可で造成した疑いで、静岡市内で残土処分を営む親子が逮捕され、現在公判中です。

県はこの盛り土について、これまで強制力のある命令を発出してきませんでしたが、4月3日付で業者に対し、原状回復の措置命令を出していたことがわかりました。

川勝平太知事は、対応が遅れたことについて「当時の詳細な資料がなく、辞めている職員もいる。OB職員も含めた関係者に事実確認を進めている」と釈明しました。

<静岡県 川勝平太知事>
「2006年に(事業者が)出した始末書には17項目に渡って事業者が対応すると書かれていたわけですね。これを信用して安心した面があった。ここに油断があった」

県は業者に対し5月8日までに現状回復の計画書を提出し、5月19日までに工事の着手を求めていますが、応じない場合は、行政代執行を検討するとしています。