新潟県佐渡市で珍しい、綺麗な金色の魚が見つかりました。
ちょっとオレンジ色のようにも見えますが…金色です。

この魚は『オニオコゼ』。
水深200mよりも浅い海底に生息して岩や砂などに“擬態”するため、一般的には黒色や茶色などの地味な色をしています。

27日午前9時頃、佐渡市相川の漁港で、地元の漁師が真野湾に仕掛けた「ナマコ漁」の網に、この金色の魚は偶然引っかかっていたそうです。

【オニオコゼを捕獲した 加藤雅人さん】
「網の中に混ざって揚がってくるのですが、ものすごく鮮やかな色で、調べたら大変“縁起のいい”オコゼということでびっくりしました」

【佐渡市地域振興部 祝雅之部長】
「今年は新型コロナウイルスも明けて、これから通常の生活を取り戻すことを考えると“幸せを運んでくれる魚”になるといいなと思います」

新潟市水族館 マリンピア日本海によると、“金色のオニオコゼ”はここ5年ほどで1~2度しか新潟県内でも報告がなく、非常に珍しいということです。
佐渡市では「『佐渡島の金山』の世界遺産登録を後押しする縁起物」として、4月29日から5月7日のゴールデンウイークの期間中に、“金色のオニオコゼ”を「きらりうむ佐渡」(佐渡市相川三町目浜町)で特別展示しています。
