樹海の‟東京タワー”

木の根元が東京タワーのような空間になっています。

倒木更新

ツアーガイド 服部太喜さん:
元々この空間には倒れた木があって、その木を栄養にして今ここにある木が育っているんです。そして倒れた木は朽ちて空間ができた。これを「倒木更新」と言います。木が育つと、根元が不安定なので倒れやすいんです。不幸にも倒れてしまった木は新しい木が育つための栄養になる。無駄にはなっていないんです。命をつなぐ助けになっているんです。英語で言うと“ナースツリー”などと言います。自分の命を犠牲にして他の命を支えるという意味です。

自分の命を犠牲にして他の命を支える「ナースツリー」

服部さんが一番好きだという木を案内してもらいます。