富士北麓にある青木ヶ原樹海。
この青木ヶ原樹海は864年の貞観の噴火で流れ出た溶岩の上に形成された、山手線の半周分の広さの原生林です。富士箱根伊豆国立公園に属す天然記念物であり、世界文化遺産の構成要素に含まれています。

青木ヶ原樹海を案内をしてもらうのは、富士山麓でアウトドア体験や樹海のツアーガイドを務めるFUJI HATの服部太喜(ひろき)さん。
服部さんは大阪から15年前に山梨に移住し、富士山とその周辺、特に青木ヶ原樹海の魅力を知ってもらいたいとガイドを始めた人です。
木々の生い茂る樹海へ
青木ヶ原樹海にはいくつかの遊歩道があり、森林浴を楽しめます。今回は精進口登山道という遊歩道を歩いて行きます。
樹海に入ると、爽やかな木々の香りに包まれ癒されるような気持ちになりました。

すると、いきなり服部さんから質問が。
ツアーガイド FUJI HAT 服部太喜さん:
青木ヶ原樹海というと、どんなイメージを持ちますか?
記者:
ゴツゴツした溶岩の上に木々が鬱蒼として、倒れている木や地面をうねうねと這っている根っことか不気味な感じです。一旦入ったら出られないとか、コンパスがぐるぐる回ってどっちを向いているのか判らないなんて話も聞きますし。