去年1年間に起きた交通事故件数のうち、自転車事故の割合が過去20年で最も高くなったことが警察庁のまとめで分かりました。

警察庁のまとめによりますと、去年1年間の自転車による事故の件数は6万9985件でした。

これは、交通事故全体の23.3%で、過去20年で最も高い割合だということです。

また、過去5年間に起きた小学生、中学生、高校生の自転車事故で、死者や重傷者が最も多かった時期は6月でした。

警察庁は、児童や生徒が4月に入学して自転車通学を始める中で、自転車になれてきた頃に油断して事故に遭うのではないかと指摘しています。

警察庁などは来月11日から20日までの間、春の全国交通安全運動を実施しますが、初めて、「自転車のヘルメット着用」を運動の重点に据えて、自転車事故の防止に向けて交通ルールの徹底を呼びかけることにしています。