2007年、ミャンマーで取材中に射殺されたジャーナリストの長井健司さんが当時使っていたビデオカメラが遺族に返されました。

ジャーナリスト 長井健司さん(当時50歳)
「重装備した軍隊のトラックが到着しました」

この映像は、2007年9月にミャンマーの反政府デモを取材していたジャーナリストの長井健司さんが治安部隊に射殺される直前まで撮影していたものです。

長井さんのビデオカメラは遺族に返されないままになっていましたが、ロイター通信によりますと、ミャンマーの民主派ジャーナリスト集団が2021年に入手、26日、タイで妹の小川典子さんに渡されました。

長井健司さんの妹 小川典子さん
「いろんな方向から考えても至近距離からの銃撃であったと思っております」

小川さんは「真相を明らかにしてほしい」としたほか、「世界の人々が改めてミャンマーに目を向けてほしい」と訴えました。