福岡市の天神地区に28日、生まれ変わった新しい商業施設が登場します。去年8月から一時閉館し、全面リニューアルが行われた「ミーナ天神」が報道陣向けに公開されました。天神ビッグバンに基づく大規模な再開発で、天神コアやビブレ、イムズが閉館して商業ゾーンはこれまで以上に南側に集中し、ミーナ天神はちょっと離れた場所にあります。ただ、今後10年ほどの間に隣の福岡中央郵便局や地下や連絡通路でつながるイオンショッパーズ福岡も建て替えられることになりました。さらに福岡市の高島市長は、ミーナ天神の南側で終わっている天神地下街を北へ伸ばす可能性についても言及しています。


◆1~2階はユニクロが出店


「ミーナ天神」は1階から3階までの壁面がガラス張りの都会的な雰囲気に変わりましたが、そのほかは以前の建物を生かしています。屋内は全面リニューアルしてかつての「ノース天神」と完全に一体化し、総売り場面積が2万2000平方メートルを超える大型商業施設になりました。地下1階から8階まで、32店舗が出店し、九州最大規模や福岡初出店などのテナントも14店舗オープンします。


1階と2階には、ユニクロが出店。商品数・売り場面積ともに九州最大です。2020年から始めた季節の花の販売は、天神店が19店舗目。西日本で初めて導入する衣類のリメークサービスでは、天神店限定の博多織の刺繍を入れてもらうこともできます。