26日未明、岩手県紫波町で小屋の壁がクマに壊される被害がありました。周辺ではクマによる被害が相次いでいて警察が注意を呼びかけています。

 被害があったのは紫波町佐比内の農業・菊池一政さん(82)の住宅敷地内にある小屋です。
 26日午前2時ごろ、菊池さんの妻のみどりさんが何かが壊れる音に気づき、後で確認すると小屋のトタン製の壁が壊され、爪痕やクマの体毛が残っていました。

(菊池みどりさん)
「バーンとすごい音が鳴って、バリバリとはがれるような」

 小屋の中にはリンゴが保管されていましたが、食べられた形跡はありませんでした。
 菊池さんの2軒隣の住宅でも、1週間ほど前にクマによる被害があったばかりで、警察がパトロールを強化し注意を呼びかけています。