地震や豪雨などの災害への備えを知ってもらおうと、防災への取り組みや最新の技術や製品を紹介する展示会が、26日から仙台で始まりました。

青葉区のアエルで26日から始まった「震災対策技術展東北」。

会場には、企業や大学などあわせて45団体が出展し、水がなくても食べられるレトルト防災食品やVRなどの技術を活用して災害時のシミュレーションを行うブースなどが並びます。

こちらは、愛知県の自動車部品の試験機をつくるメーカーが製作した10分で組み立てられる「ダンボール車椅子」。重さはおよそ7キロと持ち上げて運ぶことができます。

体験した人:
「収納も簡単だし、乗り心地がよかった。中学校や小学校の避難所でもお手伝いをしているが、そういう所でも1台でもあったらいいと感じた」

また、東北初出展となったのがその場で作る除菌ウエットタオル。コロナ禍で必要不可欠となった除菌を災害時でも行えるもので、保存期間は5年です。

このほか、大学の教授らによるセミナーも開かれました。

震災対策技術展事務局 辻健太郎さん:
「災害は起きた時だけを考えることが多いと思うが、災害時に活きる製品や技術が多く出てきているので、災害時だけではなく日常から災害を意識してもらえれば」

震災対策技術展事務局 辻健太郎さん

「震災対策技術展東北」は27日も青葉区のアエルで開催され、誰でも無料で入ることができます。