静岡県内では4月25日、新たに152人が新型コロナウイルスに感染したことが分かりました。県内の感染者数は増加傾向ですが、5月8日から多くの人が新型コロナのワクチンを打てなくなることをご存じですか?人流が増えるゴールデンウイーク前が最後のチャンスです。
<静岡県新型コロナ対策推進課 山本祥充ワクチン推進室長>
「5月8日から8月の末までは、高齢者、基礎疾患を持っている人、医療や福祉の従事者の人以外は、オミクロン対応ワクチンが接種できなくなる」
以前は、感染対策の切り札などと言われ行列ができていたワクチン接種ですが、実は5月8日から多くの人が打てなくなるんです。
政府は5月8日からは、①高齢者(65歳以上)②基礎疾患のある人③医療や高齢者施設の従事者が接種可能に。それ以外の人は9月以降に接種が可能となる予定と発表しました。街の人たちはこの情報を知っているのでしょうか?
<10代>「知らなかったです」
Qワクチンへの意識は?
「低いですね。インフルエンザと同じ扱いになると言われているので、そんなに対策しなくてもいいんじゃないかと思っている」
<20代>
「知らないですね」
Qコロナのワクチンは何回接種した?
「4回打ちました」
Q5回目以降は打ちますか?
「もう5類にもなるし、(打たなくて)いいかなと」
<30代>
「ワクチンについて、良くない話を最近、特に聞いたりするので、もういいかなと思っている」
静岡市内にある内科・消化器内科の「東静岡クリニック」です。こちらのクリニックでは新型コロナのワクチン接種が可能ですが、2023年に入り、ワクチン接種の予約が減っているといいます。
<東静岡クリニック 白川京佐院長>
「多い時では、月に200〜300人ワクチン接種をしていたが、きょうも今のところは1人」
ワクチンを接種する人は2022年のピーク時と比べると、2割ほどになっています。県全体の1日あたりのワクチン接種回数は、2022年12月には1日約3万6000回接種されていましたが、現在は約100回程度まで接種の回数が減っています。
ただ医療現場では、ワクチン接種は必要だと言います。
<東静岡クリニック白川京佐院長>「高齢者や免疫力が落ちている体力がない方とか、そういう人たちに移させないようにできるだけ接種してもらった方が配慮としてはいいのかなと」
県の新型コロナの感染者は増加傾向にあります。県の担当課はワクチン接種についてはあくまでも自己判断としていますが、人流が増加するゴールデンウイーク前までの接種を呼び掛けています。
<県新型コロナ対策推進課 山本祥充ワクチン推進室長>
「重症化を予防するためには、ワクチンは有効だと言われているので、副反応を心配される方もいると思うが、ぜひ接種をご検討いただきたい」
注目の記事
「拾った小石で竹に落書き」「立ち入り禁止エリアに侵入」京都の人気スポット・竹林の小径で迷惑行為が深刻化...記者の直撃にも悪びれないインバウンド客たち 地元商店街からも嘆き「本当にやめてもらいたい」

【 山本由伸投手 】中学時代のチームの後輩は「並レベルの選手に見えていた、本当にあの人?(笑)」出身の東岡山ボーイズの選手たちは「山本選手みたいに世界を代表するピッチャーになりたい」【ワールドシリーズMVP】

強度行動障害のある28歳息子と初めて離れて暮らす決断 「自分たちが世話が出来なくなる前に」両親はパニックに対応できる施設を6年間探す...届いた「受け入れ可能」のメール

“ニセ警察官”から記者に詐欺電話「保険が不正使用されている」だまされたふり続けると“事情聴取”も…【特殊詐欺手口の全貌】

爆買いした戦闘機、その後どうなった? 膨張する“防衛費”国民生活への影響は【報道特集】

「骨が折れやすい難病」9歳の少年 YouTubeで出会った“憧れの先輩” 骨が折れても――始まった挑戦と、亡き母の思い









