大きく書かれた「倉吉」の文字が印象的なこちらの商品、24日販売が始まったクラフトビールなんです。
商品化したのはウイスキーメーカーとして知られる、あの会社です。
鳥取県鳥取市のJR鳥取駅構内の店舗に並ぶクラフトビール。ラベルには力強い字体で大きく「倉吉」と書かれています。
記者 齊尾和之
「この倉吉という文字、こちらのウイスキーのラベルに書かれているものと、同じデザインということなんです」
24日販売が始まった「マツイビール倉吉」。ウイスキーメーカとして知られる鳥取県倉吉市の松井酒造が造ったものなんです。
倉吉市内にウイスキーの蒸留所を持つ松井酒造。明治時代に日本酒作りを始めた会社が母体。ウイスキーは2015年から手掛けていて、香り高く、多彩な味わいのウイスキー造りに取り組んでいます。
今回のクラフトビールはそのウイスキー造りで培った知識や技術を生かし、作り上げたということです。
松井酒造 野島崇弘 蒸溜リーダー
「弊社としては総合酒類メーカーというのを目指していて、お酒を飲むうえで、まず通るところがビールなのかなというのもありましたし、」
厳選した麦芽とホップ、水のみを原料に、開発からおよそ1年かけて仕上げたということです。
松井酒造 野島崇弘 蒸溜リーダー
「すっきりとした飲み口の、1杯飲んだら、2杯目が飲みたくなるようなビールというのができあがったと思っております」
こだわりにこだわった、その味わいは…
記者 齊尾和之
「(飲んで)うん、飲み口がやさしくて、とてもさわやかな感じ。ちょっとフルーティーな感じの味わいが追いかけてきて…あっ、おいしいです、これ。暑くなるこれからの時期にぴったりじゃないでしょうか。」
商品は発売されたばかりですが、今後は客の声などを参考に、味わいをどんどんブラッシュアップさせていきたい考えです。
松井酒造 野島崇弘 蒸溜リーダー
「県内の方のみならず、県外の方にも、まずこのお酒を通して、倉吉を知ってもらうというところも、弊社の目指すところ」
「マツイビール倉吉」は鳥取駅の直営店のほか、山陰のスーパーなどで販売されていて、今後、年間1万ケースを出荷する予定だということです。