25日、鳥取県境港市の境港に、ニュージーランドの国際クルーズ船が初寄港しました。
そしてこのクルーズ船、実はこのあと6月までにあと4回も境港へやって来る寄港ラッシュとなるのですが、その背景には、ロシア・ウクライナ問題もあるようです。
25日午後の境港。
地元の園児らに出迎えられたのは国際クルーズ船の乗客です。
乗客は
「日本という国はとてもとても面白くて綺麗です」
「神社やお寺、美しい庭園は素晴らしいね」
この30分ほど前。乗客140人余りを乗せ境港に初めて寄港したのが、ニュージーランドの船会社が運航する国際クルーズ船「ヘリテージ・アドベンチャラー」です。
乗客のほとんどはイギリスからで、横浜港を出発し、広島港、韓国のウルサンなどを巡り、25日境港に寄港しました。
実はこのクルーズ船、6月までに境港への寄港をあと4回も予定しています。そこにはこんな理由が…
鳥取県 平井伸治 知事
「ロシアに寄れなくなったので、日本の方にクルーズ船を回す時間が取れるということです。日本側の寄港を働きかける良いチャンスなのかなと思っています」
ロシア・ウクライナ問題で、クルーズ船がロシアに寄港できない状態が続いているため、日本の港の需要が高まっているのだそうです。
乗客らは、松江城や足立美術館など島根観光を楽しんだということで、県では、コロナ後のインバウンド集客に弾みをつけたい考えです。