ミステリー小説の分野で世界的な権威のあるエドガー賞を今年受賞した、日系アメリカ人作家・平原直美(ヒラハラナオミ)さん。

今回の受賞作「クラーク アンド ディヴィジョン」は、第二次世界大戦中に多くの日系アメリカ人が尊厳を奪われながら暮らし続けた、カリフォルニアのマンザナー強制収容所から解放された家族の物語です。

知られざる当時の日系人の苦悩や葛藤をミステリー作品として書き上げた平原さんが、終始温かい笑顔と穏やかな語り口で明かしてくれた自らの体験談。

「私はいったい何者なの?」

問いかけ続けるきっかけになった祖母からの一言、そして、導き出した自分のアイデンティティとは。