軍事衝突が続くスーダンから各国による自国民退避の動きが加速するなか、現地では戦闘が続いているとみられ、情勢の悪化が懸念されています。

軍と準軍事組織による3日間の停戦合意の期限となった24日、スーダンの首都ハルツームでは銃声が響き、黒煙があがりました。

各国は、自国民の退避を急いでいます。EU=ヨーロッパ連合のボレル外交安全保障上級代表は、23日と24日の2日間で「国外退避のためのフライトが31便あり、およそ1200人が退避したと考えられる」と述べました。

また、韓国大統領府が自国民28人を軍用機で退避させたと発表したほか、中国政府も自国民の一部を退避させたということです。

一方、トルコメディアは、トルコ政府が自国民らを退避させた車両に日本人を含む外国人も乗車したと伝えています。

スーダン人も数万人が出国したと報じられていますが、市民からは戦闘の激化を懸念する声があがっています。