中国政府は、中国の火星探査機が撮影した画像データを基にした火星の地形図を初めて公開しました。

中国政府は24日、火星探査機「天問1号」が撮影したおよそ1万5000枚の画像データをもとに作成した火星の地形図を初めて公開しました。

担当者は「この地形図を公開することで、中国として火星探査にさらに貢献することができる」と成果を強調しています。また、クレーターなど22か所に中国の歴史的な地名にちなんだ名前をつけたことも明らかにしています。

中国は去年、有人宇宙ステーションを完成させるなど、2045年までに世界の宇宙開発をリードする「宇宙強国」を目指すとしており、今回火星探査の成果を公表することで、宇宙分野に力を入れていることをアピールする狙いがあるものとみられます。