高知県四万十市のトンボ自然公園で23日、親子が小川や田んぼに生息する生き物を観察し、自然環境を保全する大切さを学びました。
23日、四万十市具同のトンボ自然公園で行われた生き物の観察会には四万十市や宿毛市などから50人近くの家族連れが参加しました。
園内を流れる小川で参加者たちがまず目にしたのは、「キイロサナエ」。ヤゴから成虫のトンボへと羽化する様子を観察しました。
続いて、園の一画にある田んぼを訪れます。水田を好むトンボが生息しやすいようにと3年前から管理されている田んぼです。苗を植えた後の今の時期、この田んぼで活躍しているのが通称「アイガモロボ」。
ロボットが自動で泥を掻いて水を濁らせ、日当たりを悪くして、雑草が伸びるのを抑える働きをしています。田んぼに放した鳥のアイガモに雑草を食べさせ稲の生育を促す農法がありますがその役割をロボットが担っているという訳です。
ロボットを見学した後、参加者たちは小川や田んぼで生き物を観察しました。網で川底や泥をすくい生き物を見つけます。バケツの中には小さい魚やアメンボ、ヌマエビの仲間などが…。
「鬼ごっこじゃない。けんかしゆう、ほらほら…」
「おもしろい!」
「(Q.何が捕れた?)さかな!」
「子どもが大喜びなので、魚もいっぱい捕れたっていいゆうのでいい体験になりそうです。泥んこになるのが大好きなので中まで入らせてもらって良かったです」
初夏を思わせる天気の中自然と触れ合う貴重な経験となったようです。














